だってあたしはきまぐれ貴族。
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検診のススメ、弐。
母の乳がんが見つかってからのことを
記憶が鮮明なうちにいろいろ書き残しておこうと思いつつ、
何も書かないまま記憶が薄れてきてしまった。

家族ががんになると、本人も、家族もかなりエネルギーを使います。
腫瘍が見つかると、その腫瘍が良性か悪性か検査をして、
悪性だとわかると、転移していないかどうか、全身を隈なくスキャンします。
これがお金も時間もかかるし、体力も使います。
この検査の結果を待っている時間が、精神的にいちばん辛かった。
考えても仕方がないけれども、常に頭からがんのことが離れず、
最悪のことばかりを想像してしまうんですよ。
しかも、うちの母ったら、大切にしていたアクセサリーは全部くれるし、
「もしもの時にはこれを着せて棺に入れて」なんて指示は出すし、
こっちはまだ現実を受け止めきれずにいると言うのに。
本人の前では笑って「やめてよー、縁起でもない」と言いましたが、
仕事のために自分の家に戻る電車の中では
意味もなく涙が止まらなくて困ったものです。

そして、いよいよ、検査結果を聞きに行くわけですが、
待合室で待っていると、ガンらしき老若男女がいっぱいいるわけです。
がんと無縁だったころは、外科=骨折みたいなイメージがあったけれども、
骨折チックな人は一人しかいなくて、ほとんどがんの人っぽかった。
意識して見てみると、がんの人ってこんなに多いのかと驚きます。

母の前に診察を受けていた女性は、私と同年代ぐらいだと思うのですが、
診察室から出てきて付き添いのお友達の顔を見た瞬間に
それまでずっと堪えていた涙が溢れてしまったようで、
泣きながら「ダメなんだって・・・」と伝えていて、
会話の内容はよく聞こえなかったけれども、
どうやら1cmぐらいのガンが見つかって、
乳房切除をしなければならないという説明だったんでしょうねぇ。
私の母ぐらいの年齢になれば諦めもつくかもしれないけれども、
こんなに若い人が乳房を切除するとなったら、
部分切除であっても辛いだろうな、悲しいだろうなって思ったら、
なんだか私まで泣きたい気持ちになってしまって、
全然知らない女性だし、代わってあげることもできないけれども、
ただただ寄り添って、一緒に泣いてあげたい気持ちになってしまいました。

この女性に付き添っていたお友達もすごくいい人で、
無責任に励ますでもなく、泣いているお友達の気持ちに寄り添う感じで、
いろいろ検査をするから少し時間がかかると看護師さんに言われた女性が、
「時間がかかるんだって。どうする?帰ってる?」と言ったのに
「いいよ。私、ここで待ってるから。行ってきて。」と彼女を送り出し、
それから2時間後ぐらいに、私と母が病院から帰る時に見たら、
すっかり人が少なくなった待合室で、そのお友達が一人座って
検査にいった女性のことを待ち続けていました。

私も、自分ではない他の人(母)ががんだと知らされた立場なので、
今知らされて、自分の中でもそれを消化しきれずにいるだろうに、
それでも、薄暗い待合室で何時間もお友達の検査を待ち続けている気持ちを思うと、
がんが見つかってしまった女性は気の毒だけれども、
いいお友達がいて良かったなーと、少しだけ安心しました。

今日は、ここまで。
 
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ずっと更新がないからきっと大変なんだと思うけど、かすてらは元気かな。

今イベントばっかりで忙しいけど11月のデザフェスが終わったら、私とお茶して下さい(申込)
星野ひびき | 2014/09/29 10:47
■ひびき
随分と放置している間にコメント頂いていたのねー。
長いこと気付かずに失礼しました。

ひびきは、浦和とか池袋とか意外と近場にいるなーと思えば、「え?そこ、車で行っちゃう?」的な所にいたりするので驚くわー。
是非是非お茶しよー!!!申し込みは受理されました。
かすてら | 2014/11/09 02:45
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